THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!
さいたまスーパーアリーナ公演 1日目

2017年8月12日、13日の両日、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の5周年を記念したツアーの最終公演がさいたまスーパーアリーナで行われました。今回はその１日目の模様をお届けします！
『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!』と銘打たれた、４ヶ月にも及ぶツアーを締めくくる本公演はさいたまスーパーアリーナの2Daysを超満員にした上、なんと全国110館、海外10館でライブビューイングされていたという、まさに大注目の公演でした！　それもそのはず、ツアーのクライマックスを作り上げるこの日の参加キャストはなんと総勢30名！　さらに１日目と２日目で出演者が総入れ替えになるというから驚きです。
シンデレラガールズたちの5年間の軌跡と奇跡を感じられる、素敵な４時間半をご紹介いたします♪

５周年を飾るスタートは、スタートから大熱狂のステージ！

開演時間になるとスクリーンに千川ちひろが登場し「奇跡の大行進をお見せします」という一言に早くもプロデューサーの皆さん大盛り上がりです！
さらに本公演のために作られたという片桐早苗、三船美優、櫻井桃華が登場するオリジナルミニアニメによるコミカルな前説が行われ、ライブスタート！　壮大なパレード感のある音楽に乗せて、身の丈ほどもある持ち手の大きなフラッグを掲げた出演者達が次々と入場してきます。
高さ10m、横20mはあろうかという巨大なお城のセットを背に、広いステージを端から端まで使ったフォーメションで、旗を振る29人の出演者はまさに圧巻！　これからはじまるライブのスケールを感じさせます。

1曲目は出演者全員によるノリノリのパーティーチューン「Yes! Party Time!!」からスタート。
瞬く間に会場がオレンジ色の光に染まりボルテージは最高潮へ！右へ左へとウェーブが起き会場一体となってステージを盛り上げます。
自己紹介を兼ねたMCで各アイドルが決め台詞とセットで一言ずつ挨拶を終えると、2曲目は原田ひとみさんによる『アップルパイ・プリンセス』。怪我により以前の周年ライブでは出演が叶いませんでしたが、今回ツアーでは元気な姿を見せてくれました。5回目の単独周年ライブという大きな節目で初代シンデレラガールが周年ライブに満を持して初めての登場。感慨ひとしおだったプロデューサーの方も多かったはずです。
続いて『追い風Running』で中島由貴さんが会場にフレッシュな追い風を起こします。この日、担当キャラクターの乙倉悠貴に合わせて髪の毛を切ってきたという中島さん。その再現度の高さにバックステージでは「実写じゃん……」と松井恵理子さんがプロデューサーさんたちの思いを代わりにコメントしてくれていました。
「にょわにょわーるど☆」を熱唱した松嵜麗さんは、元気いっぱいに会場を走り回り、今回もついていた髪飾りがたくさん落ちていったため「髪飾りを史上最高に落としました」とコメント。
松嵜さんが落としたのは髪飾りだけでなく、笑顔も落とし会場中が幸せな雰囲気になっていました。
上坂すみれさんが歌う「たくさん！」では歌詞にあった優しい歌声が会場を包み込み、応えるように青のペンライトが美しく揺れます。
ブロックの最後は、嘉山未紗さん、新田ひよりさん、のぐちゆりさんが歌う「Flip Flop」、嘉山さんが脇山珠美さながらの面を元気いっぱいに決めてプロデューサーさんたちのハートから一本奪取しました。

シンデレラガールズの世界を盛り上げる、ユニットの魔法♡

MCを挟んで続くパートは独自の世界観が目を引く楽曲が中心、メロウ・イエローが『Kawaii make MY day!』をキュートに歌い上げると、五十嵐裕美さんが『スローライフ・ファンタジー』では双葉杏の世界に引き込みます。『桜の頃』、『Sweet Witches’ Night ～6人目はだぁれ～』のユニット春霞では、Sweetchesのオリジナルメンバーが総集合！
ステージにある巨大スクリーンに映し出されたスターライトステージの背景をバックに繰り広げられるパフォーマンスは、まさにゲームの中のような空間で、プロデューサーさんたちを魅了します。
このパートの締めは「We’re the friends!」。10人の出演者がゴンドラに乗って会場中にいるプロデューサーさんの近くで元気を届けていました！

和洋折衷、個性が奏でるメロディアスな世界☆

続いて和テイストの楽曲が中心のパートに突入。高田憂希さん・高橋花林さん・原田彩楓さんの３人は『キミのそばでずっと』で「しゃべらない、しゃべるのがゆっくり、ひかえめ、な３人のキャラの思いが皆さんに届いたのではないか」と仲良くコメント。
羽衣をまとった立花理香さんが巨大スクリーンに映った満開の桜吹雪を背負った『薄紅』は、「ライブビューイングの映像かもしれないけれど、唇のアップが色っぽかった」と出演者からの感想が出るほどの艷やかなステージでした。続いて高田憂希さんは梅の枝を持って『祈りの花』を披露。MCでも枝を持ってゆっくりと回ると「ここ好きなんですよー」とかわいい笑顔を見せてくれました。

『命燃やして恋せよ乙女』ではそれぞれの担当キャラクターに合わせ、三宅さんは「永遠の17歳乙女」和氣さんは「ビール大好き乙女」原田さんは「流されやすい乙女」花守さんは「崖っぷち乙女」と口上を述べると会場からは大きな笑いが。こちらのパートも最後はゴンドラに乗った出演者が会場を回りながら『輝く世界の魔法』を歌って賑やかに締めくくり、MCを挟んでさらに次の曲へと向かいます。
『Bloody Festa』では、桜咲千依さんが「プロデューサーさんの血液をいっぱい感じました」と言うと高森さんが「(私も)血液を捧げてました」と会場を沸かせます。
『Neo Beautiful Pain』ではテンポの速いビートに乗せたハイクオリティなダンスと歌で、努力の成果を見せた松井恵理子さんは「まだまだ自分的には完成形が見えない、もっと高みへ行こうぜ」とプロデューサーさんたちをさらに次のステージへと誘います！

続いてはハイクオリティなダンスナンバーから一転、キュートな楽曲の『マイ・スイート・ハネムーン』。牧野由依さんは世界中がエキストラという歌詞を受けて「うかれポンチな感じ」と笑いを誘い、発売したばかりのCDではピアノも自分で弾いているというエピソードを披露しました。
『With Love』では出演者の後ろの大きなスクリーンにゲーム内のチャペルの映像が映し出され、中島由貴さん、藤田茜さん、松嵜麗さん、杜野まこさんたちがベールを被って登場。松嵜麗さんが「Pちゃんお一人お一人と結婚するつもりで」とコメントすると「重婚にも程がある！！」とツッコミが。まさに幸せな時間を刻んでくれました。
このパートの最後は、発売されたばかりの夏にピッタリな『銀のイルカと熱い風』。洲崎さんは「美波って悲しい歌ばっかり歌ってたから、可愛くて爽やかな歌が歌えて嬉しかったです」と曲に対する思いを伝えてくれました。

レアなユニットによる奇跡のメドレーがスタート♪

すでに熱狂のステージとなっていた会場に、松嵜麗さんが「ツアーファイナルはこのままじゃ終わりません！！本当の奇跡を皆さんに目撃していただくために、スペシャル企画をご用意いたしました！！」と呼び込みます。それに応えてサングラスをかけたぴにゃこら太……もとい「DJぴにゃ」が緑色のふくよかなボディを左右に揺らしてかわいく登場！！　
そして、なんとここから「Serendipity Medley!!!」と題した何がかかるか分からない、誰が歌うかわからない、20分間ノンストップの奇跡のメドレーが開幕です！

『メロウ・イエローによる「Happy×2 Days」』で可愛くスタートを切ると、『大人達が歌う「LET’S GO HAPPY!!」』（花守ゆみりさん・原田彩楓さん・三宅麻理恵さん・和氣あず未さん）、『ドーナツによる「ショコラ・ティアラ」』（都丸ちよさん）、『愛情たーっぷりな「Naked Romance」』（牧野由依さん）と瞬きする間もないコラボが続きます。花守ゆみりさんが安部菜々の曲を歌った『相方の歌を歌う「メルヘンデビュー！」』ではすでにお馴染みの「きゃはっ！ラブリー26歳」とプロデューサーさんたちを笑顔へ導くと、『森久保が歌う「あんずのうた」』では、森久保乃々と歌のシンクロ度が高く五十嵐さんが後で「嫌そうな顔がたまらない」とコメントするほどの完成度で、さらに会場を盛り上げていました。

まだまだメドレーは終わりません！　『子供達による「みんなのきもち」』、『3人娘による「花簪 HANAKANZASHI」』、『セクシーが歌う「DOKIDOKIリズム」』、『あんきらによる「shabon song」』、『LOVE LAIKAが歌う「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」』と続き、『絆の「Never say never」』で松井恵理子さんが「りーん！歌わせて貰うぞー！」と叫ぶと会場中が大声援を送ります。
その場に居ない346プロのアイドルの事を思って声援を送るプロデューサーさん達に熱い物を感じます！

『You’re stars shine on me ～For Miku rearrange Mix～』（高森奈津美さん）、『ミツボシ☆☆★ ～For Minami rearrange Mix～』（洲崎綾さん）、というアレンジ楽曲2曲から新人アイドル主体の『フレッシュな「メッセージ」』へと繋げると、メドレーの最後には『パッションが歌う「Nation Blue」』、『クールが歌う「アタシポンコツアンドロイド」』、『キュートが歌う「Orange Sapphire」』
というプロデューサーであれば一度は夢見た光景をが目の前に広がり、その場にいた全員を「奇跡の目撃者」にしました。
５周年を彩る奇跡のメドレーの熱はとどまることを知らず、クライマックスに向けてユニットを中心とした盛り上がる楽曲パートが始まります。

メンバーもプロデューサーさんも会場がひとつになったラスト♪

『Take me☆Take you』を第5回総選挙上位メンバーの出演者、高田憂希さん・高橋花林さん・高森奈津美さん・花守ゆみりさん・原田彩楓さん・三宅麻理恵さんの6名が歌い上げると会場のテンションは最高潮に！　まるでライブビューイング会場の熱気までもが会場に集まってきたかのようでした。
『モーレツ★世直しギルティ！』を、のぐちゆりさん・和氣あず未さんの両名が歌い始めると巨大モニターには同曲でセンターを担当している堀裕子の等身大3Dモデルが登場！　現実と二次元が交錯するオリジナルメンバーによる歌唱に思わず筆者も身を乗り出して応援してしまいました！
『メルヘン∞メタモルフォーゼ！』（三宅麻理恵さん）、『あんきら！？狂騒曲』（五十嵐裕美さん・松嵜麗さん）とコールが盛り上がるポップなナンバーを２曲、『Nothing but You』（上坂すみれさん・下地紫野さん・高森奈津美さん・松井恵理子さん）、『生存本能ヴァルキュリア』（桜咲千依さん・木村珠莉さん・佐藤亜美菜さん・洲崎綾さん・中島由貴さん）、『ハイファイ☆デイズ』（大坪由佳さん・黒沢ともよさん・佐藤亜美菜さん・高森奈津美さん・田澤茉純さん・春瀬なつみさん・杜野まこさん）と盛り上がるナンバーで畳み掛けると、メンバーとプロデューサーさんたち一丸となって会場をさらに盛り上げます。
本編の最後は全員での『夕映えプレゼント』。この先の未来にもたくさんの良い事、幸せがある事を予感させました。

ラストを超え、未来という名の階段を駆け上るシンデレラたち♡

一旦暗転してから会場中に響き渡る「アンコール」の声。ここでシンデレラガールズから重大発表が！　『シンデレラガールズ劇場』のTVアニメ２期の続報とゲーム６周年イベントが発表され、会場中は祝福ムードに包まれました。
アンコールではメンバーが半分ずつ登場して『EVERMORE』と『M@GIC☆』未来へつながるメッセージと今ここにある感謝の気持ちを伝える歌に筆者をはじめ、プロデューサーさんの涙腺もウルウルだったはずです。
最後の一曲はシンデレラガールズの始まりの曲でもある『お願い！シンデレラ』。ツアーの終わりがはじまりの曲、この瞬間が新しいスタートなのだと受け取りました！
『Serendipity』「素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見する」といった意味合いの言葉が冠されたツアーでしたが、その意味どおりプロデューサーの１人１人が予想を超えた物を目撃したり、シンデレラとの偶然の出会いを思い出し、新たな魅力を見つけるきっかけになったのではないかと思います。
次のステージに向けて、プロデュースをもっともっと頑張っていこう、自然にそう思わされる熱い気持ちを胸に残し、4時間半に及んだ奇跡のパレードは幕を閉じたのでした。