等身大のミクが会場を案内！？
読めば完璧アート展
「初音ミク・クロニクル」レポ

2021年7月22日～8月22日まで、THE GRAND HALL（品川）にて開催されていたアート展「初音ミク・クロニクル」。
一か月の長期開催とはいえ、行きたくても…なかなか…なんて方も多かったのではないでしょうか？
このページでは、日本の夏にも負けない熱さで盛り上がっていた会場の様子や展示についてをどこよりも詳しくレポート。
行った気で楽しめちゃう！？スペシャルな記事をお届けします！

注目ブログ記事

INDEX

・「初音ミク・クロニクル」とは？
・ AR『初音ミク』がお出迎え
・見どころ展示をご紹介！
・『初音ミク』コラボアイテム
・オススメ『初音ミク』ブログ記事

「初音ミク・クロニクル」とは？

キャラクターとしての側面から『初音ミク』にフォーカス、その軌跡をARなどのデジタル体験とともにめぐるアート展。
注目はXRアプリを利用したAR体験。等身大の『初音ミク』が目の前に現れたり、会場で楽しめる仕掛けも盛りだくさん。“電子の歌姫”らしい体験型アート展です。

いざ会場へ！ミクちゃんがお出迎え

早速エントランスにはRellaさん描き下ろしのイラストを使用した「刺しゅうアート」と高精彩複製画「プリモアート」が！アート展らしい展示に気分も高まります。

AR『初音ミク』がご挨拶

会場には専用マーカーが印刷されたパネルが配置されていました。マーカーを読み込むと…なんと等身大のミクちゃんが登場！ご挨拶をしてくれています。身振り手振りとキュートな表情がとってもかわいい！

見どころ展示をピックアップ

早速、見どころ盛りだくさんの展示内容をしっかりレポートしていきます！

①『初音ミク』の歴史と390万回再生

まず会場で目に入って来たのはなが～い年表！MEIKOやKAITO、初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ…『初音ミク』たちが歩んできた道のりとさまざまな思い出が事細かにまとめられています。想像以上に長い！

個人的に驚きつつ拝見したのは、390万回再生楽曲の一部を抜粋した表。390万回再生ともなると、楽曲が発表されてからある程度の年月が必要…少し古い曲ばかりなのかなと思ったのですが、表を拝見すると、ここ数年の間に発表された曲がたくさん！短いスパンでたくさんの人に再生される…以前よりもずっと多くの人がバーチャル・シンガーたちの楽曲に親しみ、楽しんでいることがわかります。

②描き下ろしイラスト展示

「初音ミク・クロニクル」開催に際し、公開されている描き下ろしイラストは3名の絵師さんがご担当。Rellaさん、nekosumiさん、iXimaさんの手がけられたイラストです。大きなパネルでの展示がありました。大きなイラストをじっくり見られるのも、こういったアート展ならでは。

③等身大立像を徹底観察

最大の見どころの1つ、「初音ミク・クロニクル」のメインビジュアルにもなっているRellaさんのイラストが立体化されている等身大立像です！

重力を感じさせない髪の毛、今にも声が聞こえてきそうな表情。質感の違いまではっきりと表現されたコスチューム。イラストそのままの着彩…画面の向こうからから飛び出してきたようですが、このミクちゃん、見どころはイラストに描かれていない部分の立体表現です！細部までじっくりご覧ください。

④あなたの思い出の曲はありますか？
『初音ミク』メモリー

『初音ミク』たちのCDや楽曲、今までに登場したフィギュアなどの一部が展示されていました。
『あなたのメモリーメロディー♪大募集！』のコーナーでは、ファンの皆さんから思い出の楽曲とそのエピソードの紹介がありました。思わずうるっときてしまうエピソードもあり、『初音ミク』たちの歌声が、たくさんの人の心を支え、愛されていることが伝わってきます。お写真のご紹介はできないのですが、会場のAR展示では歌詞の一部が空中に浮かび上がる仕掛けがありました。恋に落ちる音が響くあの曲、『初音ミク』が爆発的に知名度を上げたあのCM曲、背中を支えてくれるようなあの曲など…。

⑤『初音ミク』がもしも〇〇だったら…
ifの世界

こちらも見どころ、イラストレーターKEI氏による、『初音ミク』デザイン時の別のラフ案を元に描き起こされたもしもの姿のミクちゃん。

⑤『初音ミク』がもしも〇〇だったら… Art by KEI © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro — ※「初音ミク・クロニクル」公式HPより引用

リボン型の髪飾りに、ハーフアップとポニーテール。学ランを彷彿とさせるようなジャケットにチェック柄風のスカートの組み合わせは現在の姿と比較するとかなりスクールライクでかっちりとした印象です。
ニーハイソックスや、ミクカラーのネイルは健在で現在の姿との共通点も見受けられます。ツインテールが印象的な『初音ミク』の姿とは全く異なる印象ですが、バーチャル・シンガーらしさが控えめでより身近な存在に感じられるように思います。

⑥ARアルバムでよみがえる
イベントの記憶

お写真がご紹介できないのですが、数十名のPたちのデスクのご様子のお写真の展示が感動しました…！ほぼ打ち込みで作成されているのかなと予想できるスマートなデスク…ギターにベース、キーボード、防音仕様のお部屋…うつりこむフィギュアやキャラクターたち…共通していたのは大きなスピーカー。それぞれのお部屋から、それぞれのミクたちバーチャル・シンガーたちの名曲が生まれて来たんだなぁと、感極まってしまいました。

残りのスペースでは、『初音ミク』たちが活躍してきた様々なイベントを振り返ることができる展示が広がっていました。こちらのスペースでもARが活用されており、思い出の写真が空中いっぱいに広がります。